ストウブのワナベはどう選ぶ?サイズと容量の目安と使い分け

売り場でストウブの棚を見ると、丸型のピコ・ココットや浅型のブレイザーと並んで、Wa-NABE(ワナベ)という名前の鍋が混ざっています。
ワナベはストウブのジャポネスクシリーズで、底に丸みがあるため煮汁が対流しやすく、野菜や魚のようにくずれやすい食材が煮崩れしにくい形です。
サイズ表記もほかのシリーズと違い、ラウンドのような「18cm」「20cm」ではなくS・M・Lの3展開になっています。
そのため、ほかのシリーズのセンチ表記と並べても大きさの見当がつけにくいのが実情です。
本記事では、ワナベの形の狙い・ピコ・ココットやラ ココット de GOHANとの違い・サイズと色の展開・買う前に確認する仕様を解説します。

キッチン小物ラボ編集部
キッチン小物ラボは、箸やカトラリー、水筒、弁当箱、鍋、包丁、お茶まわりの道具を扱う専門メディアです。扱う範囲は「コンセントを挿さないもの」に絞り、メーカーが公表している寸法・素材・食洗機やIHの対応可否を突き合わせて、サイズの選び分けと買い替えの判断材料を整理しています。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
ストウブのワナベは底の丸みで煮崩れを抑える和鍋型
ワナベ固有の特徴は、底が丸いことに集約されます。
平らな底の鍋では煮汁が下から直線的に上がりますが、丸みのある底では煮汁が鍋の中をまわるように動くため、煮汁が対流しやすく、やわらかい野菜や身のくずれやすい魚でも形が残りやすいとツヴィリングは説明しています。
和食の煮物や汁物を想定した形なので、ジャポネスクという名前が付いています。
いっぽうで、蓋と内面の作りはストウブの鋳物ほうろう共通です。
蓋の裏には突起(ピコ)が並び、立ち上がった蒸気が水滴になって食材に落ちる構造で、ストウブはこれをアロマ・レインと呼んでいます。
約50年前に同社が生み出した構造とされ、丸型でも和鍋型でも同じように備わっています。
内面は黒マットエマイユ加工というざらついた黒い仕上げで、熱の回りと焦げつきにくさを狙った表面です。
つまり、ワナベを選ぶ理由は「ストウブだから」ではなく「底の形が自分の作る料理に合うか」です。鋳物ほうろうと薄手のほうろう鍋では重さも熱の入り方も違うので、素材そのものから迷っている段階ならホーロー鍋の選び方で解説している鋳物と薄手の違いから見たほうが早いです。
ピコ・ココットやラ ココット de GOHANとワナベの違い
ストウブの鋳物ほうろう鍋はシリーズ名が似ているため、形と狙いで並べると違いがはっきりします。
| シリーズ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ワナベ | 底に丸みのある和鍋型。煮汁が対流しやすく煮崩れしにくい。S・M・Lの3サイズ | 煮物・汁物を作る頻度が高い人 |
| ピコ・ココット ラウンド | 10〜24cmの丸型。公式が「オールマイティに活躍するお鍋」と位置づけるシリーズ | 1台で煮込みから炊飯まで兼用したい人 |
| ラ ココット de GOHAN | ごはんを炊くために開発した形状。公式は土鍋と比べて53%ふっくら炊けるとしている。S・M・L | 鍋で炊いたごはんを主目的にする人 |
| ブレイザー ソテーパン | 口が広く浅い形の24cm・26cm | 焼き色をつけてから煮る料理が多い人 |
この4つのうち、ワナベとラ ココット de GOHANはどちらもS・M・Lで展開されるため混同しやすいのですが、狙っている料理が別です。
炊飯向けに開発されたのはラ ココット de GOHANのほうで、ワナベは煮汁のある料理を前提にした形です。
丸型と楕円型の使い分けまで含めて迷っているなら、ストウブ鍋の選び方で鍋型ごとの違いを解説しています。
作る料理から考えるワナベの選び分け
煮物・汁物が食卓の中心なら
肉じゃが、煮魚、おでん、味噌汁のように煮汁の中で食材を動かす料理が多い家庭では、底の丸みがそのまま仕上がりに関わります。具が壊れにくいという性質は、作り置きして温め直す使い方でも同じで、崩れた具が煮汁に溶けてしまう度合いが変わります。
ごはんを鍋で炊きたいなら
炊飯を主目的にするなら、同じS・M・L展開のラ ココット de GOHANが本来の選択です。ワナベとサイズ表記が同じなので、商品ページではシリーズ名まで見て注文してください。
焼いてから煮る料理が多いなら
肉や魚に焼き色をつけてから煮込む手順が多い人は、口が広く浅いブレイザー ソテーパンのほうが食材を並べやすくなります。ワナベは深さがあるぶん、焼き面を一度に広く取る用途には向きません。
サイズはS・M・Lの3展開、つまみの素材は色で変わる
ワナベのサイズはS・M・Lで、ピコ・ココットのようなセンチ表記ではありません。
公式が人数の目安を示しているのはラウンドとオーバルで、ラウンド18cmがメイン1〜2人分・炊飯1〜2合、20cmが2〜3人分・2〜3合、22cmとオーバル23cmが3〜4人分・3〜4合、24cmとオーバル27cmが4〜6人分・4〜5合という並びになっています。
ワナベのS・M・Lをこの表に機械的に重ねることはできないので、商品ページの容量(L)と口径を見て、普段使っている鍋と比べるのが確実です。
人数から逆算する考え方はストウブ鍋のサイズ早見表で解説しています。
色はブラック、チェリー、グレー、グランブルー、カンパーニュなどの展開があり、同じシリーズでも選べる色はサイズごとに変わります。
見た目以外では、つまみの素材が色で分かれる点を知っておくと迷いが減ります。
ブラックは真鍮、ほかの色はニッケルです。
なお、ストウブにはセラミックのダイニングラインやマグもありますが、鋳物ほうろうとは素材も対応熱源も別物なので、同じ色名でまとめて考えないでください。
ワナベを買う前に確認したい4つの仕様
対応熱源は、IH・ガス直火・電気・ハロゲンです。
オーブンは260℃まで使え、耐冷は-20℃で冷凍もできますが、電子レンジは不可です。
鋳物ほうろうはIHで強火に一気にかけると焦げつきやすくなるので、火加減の目安はストウブ鍋はIH対応?で解説しています。
洗い方は公式仕様で食洗機可とされています。それでも、毎回食洗機に入れる前に本体表示と取扱説明書は確認してください。
重さは、買ってから効率を左右する要素です。
参考として、ピコ・ココット ラウンド16cmは容量1.20Lで重量2.27kgという公表値があります。
ワナベの重量はサイズごとに異なるため商品ページの数値を見る必要がありますが、鋳物ほうろうは容量1L台でも2kg前後になると考えておくと、置き場所や洗うときの扱いを想像しやすくなります。
蒸し料理を考えている場合は、蒸し器が本体の機能ではないことに注意してください。
ストウブのスチーマーインサートはステンレス製の別売品で、24cm・26cm径のココットに対応する展開です。
ワナベに使えるかどうかは商品ページの対応サイズ表記で確かめてください。
取扱いは公式通販とアウトレット店舗が中心
ストウブを日本で展開しているのはツヴィリング J.A. ヘンケルス ジャパン株式会社で、1973年設立、本社は東京都港区虎ノ門です。公式通販はツヴィリング公式オンラインショップになります。
そのほか、三井アウトレットパーク内にツヴィリング・ヘンケルス・ミヤビ・ストウブを扱うアウトレット店舗があり、仙台港・木更津・入間・横浜ベイサイド・ジャズドリーム長島・北陸小矢部などに出店しています。
公式オンラインショップでは数量限定のラッキーバッグを扱う年もありますが、中身も販売時期も年ごとに変わるため、毎年必ず出るとは考えないでください。
どのシリーズが並ぶかも時期によって違うので、ワナベを狙って行く場合の見方はストウブ鍋のアウトレットで解説しています。
取扱いは店舗や時期で変わります。
よくある質問
ワナベはIHで使えますか
使えます。
ストウブの鋳物ほうろうはIH・ガス直火・電気・ハロゲンに対応し、オーブンは260℃まで使えます。
電子レンジだけは不可なので、温め直しはコンロかオーブンで行ってください。
ワナベでごはんは炊けますか
炊飯のために開発された形状はラ ココット de GOHANで、公式が土鍋と比べて53%ふっくら炊けるとしているのもこのシリーズです。炊飯が主目的ならラ ココット de GOHAN、煮物や汁物が中心ならワナベという分け方が、公式の位置づけに沿った選び方です。
食洗機に入れてもいいですか
公式仕様では食洗機可とされています。ただし同じブランドでもセラミック製品は別素材ですし、製品ごとに条件が書き分けられていることがあるため、手持ちの製品の本体表示と取扱説明書で確認してください。
ワナベのSとMはどちらが使いやすいですか
公式が人数目安を示しているのはラウンドとオーバルのセンチ表記なので、S・Mのどちらが合うかは普段作る量から決めてください。
判断材料になるのは商品ページの容量(L)です。
いま使っている鍋の容量と比べると、増やすのか同等でいいのかがはっきりします。
まとめ
ワナベを選ぶ理由は、底の丸みによって煮汁が対流しやすく、煮物や汁物で具が崩れにくいという形の性質です。
蓋のピコや黒マットエマイユ加工はストウブの鋳物ほうろう共通なので、炊飯が主目的ならラ ココット de GOHAN、焼いてから煮るならブレイザーと、作る料理で分けたほうが納得のいく買い方になります。
サイズはS・M・Lで人数目安が公表されていないため、容量の数値を手持ちの鍋と比べる手順が欠かせません。
ぜひ本記事の比較表と買う前の4つの確認点を参考に、自分の献立に合うシリーズとサイズを決めてください。





