キッチンバサミの収納アイデア|置き場所と吊るし方のコツ

洗ったキッチンバサミを布巾で拭いて引き出しに入れると、刃と刃が重なる合わせ面と、支点のネジのまわりだけに水が残ります。ステンレス製でも、水分が残ったまま風の通らない引き出しで一晩おけば、赤い点状の錆が出ることがあります。収納で最初にやるべきなのは、しまう場所を決めることではなく、刃を開いた状態で5分ほど乾かすことです。開けば重なり面がなくなり、水の逃げ道ができます。本記事では、洗ってからしまうまでの手順・引き出しと吊るしと立てるの3タイプの使い分け・素材ごとに分かれる乾かし方を解説します。

キッチン小物ラボ編集部
キッチン小物ラボは、箸やカトラリー、水筒、弁当箱、鍋、包丁、お茶まわりの道具を扱う専門メディアです。扱う範囲は「コンセントを挿さないもの」に絞り、メーカーが公表している寸法・素材・食洗機やIHの対応可否を突き合わせて、サイズの選び分けと買い替えの判断材料を整理しています。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
キッチンバサミの収納は、刃を開いて乾かすところから始まります
しまう前の手順を決めておくと、収納場所がどこであっても状態が安定します。順番は次の5つです。
- 使い終わったらすぐに洗う(肉汁や漬け汁が乾くと、刃の合わせ面にこびりついて落ちにくくなります)
- 分解できるモデルは刃を2枚に外して洗う(支点のまわりは組んだままでは指もスポンジも届きません)
- 柔らかい布で水気を拭き取る(拭くのは刃面だけでなく、ネジの頭とハンドルの内側まで)
- 刃を開いた状態で、水切りかごや瓶に立てかけて乾かす(閉じたままだと合わせ面に水が残ります)
- 金属部分が常温に戻り、曇りが消えてからしまう
乾かす時間は、拭き取りをきちんとしていれば数分です。湯で洗った直後なら余熱で水分が飛びやすく、冷水で洗ったときのほうが時間がかかります。急いでいて乾ききらないなら、引き出しに入れるのをやめて水切りかごに残しておくほうが安全です。
濡れたまま収納すると支点のネジから傷みます
キッチンバサミで最初に錆が出るのは刃先ではなく、2枚の刃が重なる支点のまわりです。水が抜けにくく、拭き取りでも見落としやすい場所だからです。ここに錆が浮くと、開閉するたびに引っかかる感触が出て、切れ味が落ちたように感じます。刃そのものは傷んでいないのに動きだけが悪くなるので、原因に気づきにくい箇所でもあります。
食材の汁を残したままにするのも同じで、塩分や酸が付いた状態で密閉されると、ステンレスでも変色や点錆が出ることがあります。すでに茶色い点が出ているなら、しまい方を直す前に錆を落としてください。手順はキッチンバサミの錆び取り手順で解説しています。研磨剤の使い方を誤ると刃の表面を荒らすので、落とし方はメーカーの取扱説明書もあわせて確認してください。
キッチンバサミの収納場所は引き出し・吊るす・立てるの3タイプ
どれが正解というものではなく、キッチンの湿気と使用頻度で向き不向きが分かれます。
| タイプ | 向いている場面 | 注意する点 |
|---|---|---|
| 引き出しに寝かせる | 使用頻度が週に数回で、刃をしまい込んでおきたい場合 | 他の金物とぶつかって刃が欠けます。仕切りかさやが要ります |
| フックに吊るす | 毎日使い、コンロやシンクのそばで取りたい場合 | 油煙と水はねを受けます。拭く回数が増えます |
| 容器に立てる | 乾きやすさを優先したい場合 | 刃先を下に向けると容器の底に水がたまります |
湿気がこもりやすいシンク下へ入れるなら、密閉容器ではなく通気のある場所を選んでください。立てる場合は刃を上に向けると水は落ちませんが、取り出すときに指が刃に触れます。小さい子どもが開けられる高さなら、刃先にさやをかぶせたうえで寝かせる収納のほうが向いています。
収納でやりがちな失敗と、その直し方
包丁やピーラーと同じ仕切りに寝かせている
金物どうしが重なると、引き出しを開け閉めするたびに刃先がぶつかって細かい欠けができます。欠けた刃はネギのような薄い食材で滑ります。仕切りを1枚足すか、購入時に付いていたさやを使ってください。さやを捨ててしまった場合は、厚紙を二つ折りにして刃先だけを覆う形でも代わりになります。
分解したまま、刃とハンドルを別の場所に置いている
分解できるタイプは洗った後に片方だけ水切りかごに残り、もう片方だけ引き出しに戻るということが起きます。片方を紛失すると本体ごと使えなくなるので、乾かすときも同じ場所にまとめ、組み直してからしまってください。分解の方式は製品ごとに違い、ヘンケルスのキッチンバサミのように引き抜いて外すものもあれば、刃を特定の角度まで開かないと外れないものもあります。
洗ってすぐ、密閉された収納ケースに入れている
蓋付きのケースや布のポーチは、水分が残っていると中で湿気が抜けません。ケースにしまうのは完全に乾いてからにして、ケース自体も月に一度は中を拭いてください。
専用の収納グッズがなくても代用できます
必ず要るのは、刃先を覆うものと、他の金物と分けるための仕切りの2つだけです。さやは付属品があればそれを使い、なければ厚紙やコルク栓でも刃先は覆えます。仕切りは引き出し用のトレーでも、高さのある箱でも構いません。
吊るす場合は、ハンドルの穴に通るフックがあれば足ります。粘着式のフックは湿気と油で落ちることがあるので、刃物を掛けるなら耐荷重の表示を確認してください。立てる収納に使う容器は、底に穴があるものか、水抜きのできる二重構造のものが向いています。穴がない容器を使うなら、底にたまった水を拭く作業が別に発生します。刃を外して洗う頻度が高い人は、分解式のモデルを選んだほうが収納も楽になります。分解の可否や刃渡りの違いはキッチンバサミのおすすめ選び方で解説しています。
素材で分かれる、キッチンバサミの乾かし方
刃がステンレスでも、ハンドルの素材で扱いが変わります。
刃と一体のステンレス製
全体が金属のモデルは熱に強く、湯で流すと乾きが早くなります。塩素系漂白剤は腐食の原因になるので使わないでください。においや汚れが気になる場合は、メーカーが指定している手入れ方法を確認してください。
樹脂ハンドル
ハンドルと刃の継ぎ目に水がたまりやすく、ここを拭き残すと内側から錆が進みます。継ぎ目は布の角を押し当てるようにして水を吸わせてください。樹脂は熱で変形することがあるため、熱湯をかけたり食洗機に入れたりする前に本体表示を確認してください。食洗機に入れられるかは製品ごとに違い、刃は対応でもハンドルは手洗い指定という例もあります。判断の仕方は食洗機対応のキッチンバサミで解説しています。
木や竹のハンドル
無塗装の木は水を吸って膨らみ、乾くときに割れることがあります。水に浸け置きせず、洗ったらすぐ拭いて風の通る場所で乾かしてください。ウレタン塗装や漆塗りのものは表面が覆われているぶん水を吸いませんが、塗装が削れると同じように水が入ります。どちらも直射日光や暖房の風で急に乾かすと反るので、常温で自然に乾かすのが基本です。
よくある質問
食洗機から出したあと、そのまましまって大丈夫ですか
乾燥運転の後でも、刃の合わせ面やネジのまわりに水滴が残ることがあります。取り出したら一度確認し、水気があれば拭いてから収納してください。そもそも食洗機に入れてよいかは本体表示と取扱説明書で確認が必要で、刃とハンドルで条件が違う製品もあります。
吊るす収納なら錆びにくいですか
風が当たるぶん乾きは早くなりますが、コンロやシンクの近くでは油煙と水はねを受け続けます。拭く回数はむしろ増えるので、乾きやすさと汚れの付きやすさを引き換えに選ぶことになると考えてください。
どのくらいの頻度で分解して洗えばいいですか
生の肉や魚を切った日は、その都度外して洗ってください。野菜やパッケージを切るだけの日が続くなら、週に一度を目安にすれば十分です。開閉時にじゃりっとした感触が出たら、頻度にかかわらず外して支点を洗ってください。
刃を閉じてしまうと、よくないのですか
乾いた後であれば閉じて構いませんし、刃先を露出させないぶん安全です。閉じてはいけないのは乾かしている最中だけで、合わせ面に水が残るのを避けるためです。
まとめ
キッチンバサミの収納でいちばん差が出るのは、場所選びよりも、しまう前に刃を開いて乾かしたかどうかです。支点のネジ周りに水が残ると、刃が傷む前に開閉の動きが悪くなります。引き出し・吊るす・立てるのどれを選ぶにしても、刃先を覆うものと他の金物と分ける仕切りを用意すれば、欠けと錆の両方を減らせます。ぜひ本記事の3タイプの比較表と素材別の乾かし方を参考に、自分のキッチンの湿気と使用頻度に合う置き場所を決めてください。

