銀杏の木のまな板の特徴|サイズと厚みの選び方・手入れ

売り場では「銀杏まな板」と「いちょうまな板」が並んでいて、板の色も木目もほとんど同じに見えます。
この2つはイチョウ科イチョウ属という同じ木を指していて、木材としては気乾比重0.5前後の軽軟な部類に入ります。
ただし同じ「いちょう」表記でも、一枚板か接ぎ板か、厚みが20mm台か30mm台かで重さも反りやすさも変わるので、素材名だけで選ぶと「木は合っているのに扱いにくい」ということになりがちです。
本記事では、銀杏の木という表記の意味・寸法と厚みの読み方・シンクから逆算するサイズの決め方を解説します。

キッチン小物ラボ編集部
キッチン小物ラボは、箸やカトラリー、水筒、弁当箱、鍋、包丁、お茶まわりの道具を扱う専門メディアです。扱う範囲は「コンセントを挿さないもの」に絞り、メーカーが公表している寸法・素材・食洗機やIHの対応可否を突き合わせて、サイズの選び分けと買い替えの判断材料を整理しています。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
まな板の「銀杏の木」が指している樹種と表記ゆれ
銀杏(ぎんなん)は実の名前で、木そのものはイチョウ科イチョウ属の落葉高木です。
まな板の商品名では「銀杏」「いちょう」「イチョウ」の3通りの書き方が混在していますが、どれも同じ樹種を指すため、表記が違うだけで中身が別物になることはありません。
通販サイトの樹種欄だけ漢字で「銀杏」、商品名はひらがなで「いちょう」という製品もあります。
植物の分類としては、イチョウは針葉樹でも広葉樹でもない独立したグループに入ります。
ただし木材として扱うときは、組織の作りが針葉樹に近いため、加工や乾燥の面では針葉樹と同じ区分で語られることが多い木です。
まな板の売り場でひのきや桐と並んでいるのは、この軽軟な材という共通点があるためです。
素材名が同じでも、仕上げが無塗装なのか油を含ませてあるのかで手入れの前提は変わります。ひのき・いちょう・桐をまたいで迷っているなら、木のまな板のおすすめ素材で3種類の違いを解説しています。
銀杏のまな板の寸法表記は「縦×横×厚み」で読む
木製まな板の寸法は、縦(手前から奥)×横(左右)×厚みの順にミリメートルで書かれているのが一般的です。
表記が「360×210×24」なら、横360mm・縦210mm・厚み24mmという読み方になります。
順序はサイトによって入れ替わるので、3つの数値のうちいちばん小さいものが厚みだと考えると取り違えずに済みます。
厚みの段階と、手に持ったときの差
厚みは木製まな板でいちばん個体差が出る項目で、同じいちょう材でも15mm程度の薄手から35mm以上の厚手まで流通しています。厚いほど重く、そのぶん調理中にずれにくくなる一方、シンクで洗うときも乾かすときも扱いは重くなります。
| 厚みの表記 | 扱ううえでの違い | 向いている人 |
|---|---|---|
| 15〜20mm前後 | 片手で持ち上げられる軽さで、流しでの取り回しが楽 | 毎回しまう人、水切りかごに立てて乾かす人 |
| 24〜30mm前後 | 家庭用でいちばん製品数が多い範囲で、重さと安定感の折り合いがつく | 1日1〜2回、肉も野菜も同じ板で切る人 |
| 35mm以上 | かなり重く、置いたまま使う前提になる | シンク脇に出しっぱなしにできる人 |
重量はミリ単位の厚みより想像しにくいので、商品ページに重量表記があれば必ず見てください。人数別の厚みと重さの対応は木のまな板のサイズ目安で早見表にして解説しています。
一枚板と接ぎ板で、同じ銀杏材でも反り方が変わる
いちょうのまな板には、1本の丸太から切り出した一枚板と、細い板を横に貼り合わせた接ぎ板(はぎいた)の2タイプがあります。商品ページでは「一枚板」「無垢一枚板」「集成」「はぎ合わせ」といった語で書き分けられていて、どちらも樹種欄の表記は同じ「いちょう」です。
木取りの表記も確認する
板の面に出ている木目には、年輪が山形に見える板目(いため)と、縦の平行線になる柾目(まさめ)があります。
柾目は木の繊維方向が板の面とそろうため、板目より反りが出にくい木取りです。
そのぶん1本の丸太から取れる量が少なく、製品数は板目のほうが多くなります。
どちらを選んでも、片面だけを使い続けたり、濡れたまま平置きにしたりすれば木は動きます。
両面を交互に使い、洗ったあとは立てて風を通すのが基本の扱い方です。
反りそのものを避けたい場合は、木ではなくゴムまな板のサイズと厚みの目安で解説している合成ゴム製のほうが条件に合います。
シンクの内寸と収納場所から横幅を逆算する
横幅は、切る食材の大きさではなくシンクと収納場所の実寸から決めてください。
まな板を洗うのはシンクの中なので、シンクの開口の短い辺よりまな板の縦が大きいと、斜めに入れて洗うことになります。
水切りかごに立てて乾かすつもりなら、かごの仕切りの幅と高さも測っておく必要があります。
測る順番は、シンクの内寸(縦と横)、水切りかごに立てたときの高さ、しまう場所のすき間の3か所です。
この3つのうちいちばん小さい数値が、買えるまな板の上限になります。
調理台に置いたときの余白まで考えると、横幅は調理台の奥行きから100mm程度引いた寸法までに収めると、ボウルや皿を隣に置けます。
家庭用で製品数が多いのは横幅360〜400mm前後の範囲で、ここを基準に、置き場所が狭ければ300mm台前半、まるごとの白菜やキャベツを切る機会が多ければ450mm以上へ振るという決め方になります。小さすぎる板は切った野菜が縁からこぼれ、大きすぎる板は洗うのが面倒になって出番が減ります。
同じ「いちょう」表記でも重さと厚みがずれる理由
樹種が同じでも製品ごとに重さが違うのは、木が天然素材で、同じイチョウでも密度に幅があるためです。
気乾比重はおおむね0.5前後とされますが、これは平均的な値であって、同じ寸法の板でも個体によって数十グラムの差が出ます。
商品ページの重量が「約」付きで書かれているのはこのためです。
厚みの表記がずれて見える原因はもうひとつあります。
木製まな板は使ううちに表面を削り直して平らに戻せる素材で、メーカーによっては削り代を見込んで厚めに仕上げてあります。
同じ「厚み24mm」でも、仕上げ前の呼び寸法を書いている場合と、仕上がりの実寸を書いている場合があるということです。
判断の順序としては、まず寸法表記と重量の両方が書かれている製品に絞り、次に一枚板か接ぎ板かを見て、最後に仕上げ(無塗装か塗装か)を確認します。
重量が書かれていない製品は、厚みの数値から想像するしかなく、届いてから重いと感じる余地が残ります。
軽さを最優先するなら、いちょうより比重の低い桐を扱った桐のまな板のサイズと厚みの目安も比べる対象になります。
寸法が合わなかったときに起きること
横幅が大きすぎると、シンクに入らず流水で洗えません。
斜めにしてなんとか入れても、蛇口の下で板を回せないため、全面をすすぐのに時間がかかります。
厚手の板でこれが起きると、重さも加わって洗うこと自体が負担になります。
縦が短すぎる板は、切った野菜が奥の縁から落ちます。
肉や魚を切るときは、ドリップが板の外へ出て調理台を汚すので、縦の寸法はまな板の使い勝手に直結します。
水切りかごの仕切りに入らない厚みを選んだ場合は、立てて乾かせず、平置きのままで片面だけが濡れた状態が続きます。
確認する場所は決まっていて、商品ページなら仕様欄の「サイズ」「重量」「材質」「仕上げ」の4行、現物のパッケージなら裏面または側面のラベルです。
食洗機に入れられるかどうかもここに書かれていて、木製まな板は非対応としている製品が多いので、本体表示と取扱説明書の両方で確かめてください。
塩素系漂白剤の可否も表示に従ってください。
同じ軽軟材でも手入れの前提は樹種ごとに違うため、ひのきと迷っているならひのきのまな板のサイズと厚みの目安で使い始めの扱いまで解説しています。
よくある質問
「銀杏まな板」と「いちょうまな板」は違うものですか
同じイチョウ科イチョウ属の木から作られたまな板で、表記の違いだけです。
漢字・ひらがな・カタカナのどれで書かれていても樹種は変わりません。
ただし同じ樹種でも一枚板か接ぎ板か、厚みが何ミリかで重さと扱いやすさは変わるので、名前ではなく仕様欄の数値で比べてください。
銀杏のまな板は食洗機に入れられますか
木製まな板は食洗機を非対応としている製品が多く、対応の可否は製品ごとに違います。
本体表示と取扱説明書で確認してください。
乾燥機能の熱と長時間の水流は木の反りや割れの原因になるため、メーカーが指定している洗い方と乾かし方に従うのが前提です。
厚みは何ミリを選べばいいですか
毎回しまうなら15〜20mm前後、出しっぱなしにできるなら24mm以上が目安です。
判断の分かれ目は収納方法で、水切りかごに立てて乾かすなら、かごの仕切り幅に入る厚みを上限にしてください。
削り直して長く使うつもりなら、厚手のほうが削り代が残ります。
まとめ
銀杏の木のまな板は、表記が3通りあっても樹種は1つで、選び分けを決めるのは寸法・厚み・一枚板か接ぎ板かという仕様欄の情報です。
横幅はシンクの内寸と収納場所から逆算し、厚みは毎回しまうかどうかで決めると、届いてから扱いに困る余地が減ります。
重量表記のある製品を選ぶと、数値から重さを想像せずに済みます。
ぜひ本記事の厚みの早見表と4行の確認項目を参考に、自分の台所の実寸に合う1枚を選んでください。




